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「そういうお前だってさ、もりもりと枝豆貪ってたんじゃねぇの? こう、ジョッキを逞しく掴んでさ」
「ちげーよ。想像できんの」
「ビールの苦みと炭酸の爽快感、そこにスイーツなんて、空気読まな過ぎでしょ」
「食べたかったんだから、スルーしてやればよかったじゃん」
「い、や」
「目の前で!男に!甘いもの食われたら萎えるの!」
「俺はお前の発言に萎える」
「文句あるならケーキ返して」
「冗談じゃん」
慌てて俺ゾーンにケーキを保護した。
出勤して最初にやるのが判子を押す事。
「おはようございますー」
総務に足を踏み入れた早々、人事担当に呼び止められた。
「来月から早出してくれないかな? ほら、人がいないからさ」
人がいないのはオレのせいじゃない。
理不尽だと思いながら、少し考えるフリをして焦らした。
今月は出掛けたりお盆もある、休みを多く取ってるから、相手も強気だ。
9月だけなら、まあしょうがないか。
「ぁぁ…いいですよ」
もったいぶるのは忘れない。
けれど、ことはそれで終わらなかったんだ。
昼休みが終わりかけた時、また呼び止められた。
「昨日の話なんだけどさ、再来週からにしてもらえないかな?」
「や、無理です!」
速攻だった。むしろ条件反射。
相手は一瞬ムッとして、人手不足をアピールしてくる。
けれど、こっちだって遊びで休むんじゃない。
表面は笑いながら、水面下では猛攻を繰り広げるオレ達。
結局、
「すいません、考える時間ください」
その場は逃げた。得策だった。
正社員じゃないオレは、所謂使い捨てだ。
相手の都合次第で、今までだって何回も勤務形態が変わった。
最近は人生2度のリゲイン摂取という、なんともおっさんらしさを漂わせていて、素に戻ると泣きたくなる。
「いっそ入院したい・・・」
と愚痴を言う事もあるが、あそこはもっと症状の重い人達がいる。
つまり”閉鎖病棟”だ。
ドア1枚を挟んで向こうには行けないから知らないけど、きっと携帯も漫画もゲームも音楽ツールも小説も、持ち込みはできないんだろうな。
だったら我慢する。
オレの欲望は、ドアのこっちでしか叶えられない。
月曜日の朝一で言おう。
「すいません、今月はダメです」
相手が青筋を立てようと構わない。
超笑顔で。
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「おはようございますー」
総務に足を踏み入れた早々、人事担当に呼び止められた。
「来月から早出してくれないかな? ほら、人がいないからさ」
人がいないのはオレのせいじゃない。
理不尽だと思いながら、少し考えるフリをして焦らした。
今月は出掛けたりお盆もある、休みを多く取ってるから、相手も強気だ。
9月だけなら、まあしょうがないか。
「ぁぁ…いいですよ」
もったいぶるのは忘れない。
けれど、ことはそれで終わらなかったんだ。
昼休みが終わりかけた時、また呼び止められた。
「昨日の話なんだけどさ、再来週からにしてもらえないかな?」
「や、無理です!」
速攻だった。むしろ条件反射。
相手は一瞬ムッとして、人手不足をアピールしてくる。
けれど、こっちだって遊びで休むんじゃない。
表面は笑いながら、水面下では猛攻を繰り広げるオレ達。
結局、
「すいません、考える時間ください」
その場は逃げた。得策だった。
正社員じゃないオレは、所謂使い捨てだ。
相手の都合次第で、今までだって何回も勤務形態が変わった。
最近は人生2度のリゲイン摂取という、なんともおっさんらしさを漂わせていて、素に戻ると泣きたくなる。
「いっそ入院したい・・・」
と愚痴を言う事もあるが、あそこはもっと症状の重い人達がいる。
つまり”閉鎖病棟”だ。
ドア1枚を挟んで向こうには行けないから知らないけど、きっと携帯も漫画もゲームも音楽ツールも小説も、持ち込みはできないんだろうな。
だったら我慢する。
オレの欲望は、ドアのこっちでしか叶えられない。
月曜日の朝一で言おう。
「すいません、今月はダメです」
相手が青筋を立てようと構わない。
超笑顔で。
とてつもなく頭が重いと感じたオレは、帰って早々に刃物を取り出した。
「なにすんの」
暇だからと付いてきた友人が、右手に包丁、左手に髪の毛を持ってるオレに言った。
「うっとうしいから切る」
「馬鹿じゃね? せめてこれにしろよ」
遊びの道具しか入ってない鞄から、カッターナイフを差し出した。
「こわ! オレのこと刺さないでね」
真顔で冗談を言うと、
「刺さって深く入る前に折れるから平気だって」
「問題はそこじゃない」
ともかく受け取って、ざんばらが目立たない程度に切ったけど、切れ味が悪くて痛かった。
「急にどうしたんだよ」
ギチギチと刃を閉まって、友人が理由をきいてきた。
「モトカノの夢見ちってさ、うぜえから切りたくなった」
「モトカノじゃなくて自分の髪切るのっておもしれぇ」
どうとでも言え。
あいつにはもう会わない。
だから、あいつが好きだと言ったものを捨てたかったんだ。