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関心があるのに、こっそりと覗く。
チェックする。

けれど知らないふりを決め込んで、
こそこそと動くんだね。

性的な美しさのエロスとは違う。
それは”厭らしい”というんだよ。

関心があるのに、こっそりと覗く。
チェックする。

けれど知らないふりを決め込んで、
こそこそと動くんだね。

性的な美しさのエロスとは違う。
それは”厭らしい”というんだよ。

「いらっしゃいませー！！」

　入り口を入るなり、いちばん奥の正面から声を掛けられた。

無視するわけではないが、まずは場所取り。これ下っ端の基本。

さらっと目だけで見回すと、喫煙席は生憎いっぱいで、諦めた俺は出入り口脇の禁煙席に荷物を置いて、カウンターで朝専用セットを注文した。

小さいテーブル２つをくっ付けて、右に食べ物の乗ったトレイ、左に自前で買った問題集を開きながら、片手で細くて熱いポテトフライを摘む。

｢今まで出来たんだから、今度も出来るわよ｣


あなたは、そうやって簡単に言う。

ボクが本当に苦しんでいた姿を知らないくせに。

正常と異常の境がわからなくなってるのに。

呼び方を変えた理由すら、考えようとしないくせに。