ふらふらとした足取り。
僕の手を握った君が、涙を落として「かえろう」と言った。
一瞬だけ熱かった涙はすぐに冷たくなって、僕はあの時、
君を早く”おくらなければ”と思ったんだ。
こんなところからはやく、と。

麻酔も効かないカラダが、アルコールのちゃんぽんに負けた。
冬の繁華街、若者やスーツの人々が通りすがりに視線を流していく。
「幸せになって、自分の分も、あなたは幸せになって」
立てなくて、看板に縋りながら、泣きながら言わずにいられなかった。
言いながら、なにやってんだろう？って、第三者な自分もいて。
ともかく、あなたが風邪をひかなくてよかった。

しあわせに、どうかしあわせに。
それがどんな形であろうと、あなたの望む形であればいい。

自分が好きだと思う人達へ。

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麻酔も効かないカラダが、アルコールのちゃんぽんに負けた。
冬の繁華街、若者やスーツの人々が通りすがりに視線を流していく。
「幸せになって、自分の分も、あなたは幸せになって」
立てなくて、看板に縋りながら、泣きながら言わずにいられなかった。
言いながら、なにやってんだろう？って、第三者な自分もいて。
ともかく、あなたが風邪をひかなくてよかった。

しあわせに、どうかしあわせに。
それがどんな形であろうと、あなたの望む形であればいい。

自分が好きだと思う人達へ。

それで？